フランス語の「ウイ」と日本語の「ハイ」は若干違う… | 世界に羽ばたけ日本のビジネスマン

フランス語の「ウイ」と日本語の「ハイ」は若干違う…

通訳の友人の話でこんな
エピソードがあります。

フランス語の通訳として
セネガル人との商談をしていた
時の事です。

条件交渉の段階にきたとき、

相手のセネガル人商人は
通常の相場の倍近い値段を
吹っかけてきたそうです。

そしてクライアントさんである日本の
ある商社の部長さんは少しだけ
フランス語が出来たそうで、

ただの相づちとして

「ウイ、ウイ」

と答えたそうなのですが、

結局部長さんは

「それでは前向きに検討しておきます」

というので、

通訳の彼は、そのまま

「前向きに検討する」とセネガル人に伝えました。

すると、セネガル人は

「彼は「ウイ」と言ってるじゃないか!
ちゃんと通訳しているのか?」

と怒りだしたそうののです。

フランス語で「ウイ」とは
もちろん日本語では「ハイ」
という意味なのですが、

日本語では軽い相づちでも
「ハイハイ」というのに対し、

フランス語の「ウイ」には
もう少し強い承諾の意味があるのです。

このような会話が通訳の世界には
たくさんあることも良く理解しておいて欲しいです、

という意味でも
通訳に向いている人として

性格的にはもちろん

明るくて人付き合いがうまい
積極的な人が向いているのは
言うまでもありません。

ですが、同時に通訳というのは、
サービス精神が旺盛でないと務まりませんし
相当の体力も要求されます。

異なる文化の背景を持つ言語間で
コミュニケーションを取ると言うのは
想像以上に大変な仕事なのです。

文化的背景を持たない同士の
クライアントさんの間に入って、

配慮をしながら瞬時に通訳していく
のは神経をすり減らす仕事です。

この為に、同時通訳というのは
重要な通訳の仕事だと、

一人で長時間続けて
通訳するという事は通常しません。

一人一時間程度、
2人のチームを組んで交代して
通訳をしていくのが普通なのです。


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